たった1社の査定で決めて、私は350万円を失うところだった
あの時の営業さんの言葉、今でもはっきり覚えてる。
「ミキさん、今が売り時ですよ。この金額ならすぐに売れます。他社に聞いても同じですよ」
離婚に伴うマンション売却で、最初に相談した大手不動産店の担当者が、親身にそう言ってくれた。査定額2,800万円。初めての売却だった私は、「これが相場なんだ」と、その場で契約しそうになった。
でも、なんだかモヤモヤして…ネットで「不動産 一括査定」と検索してみた。すると、複数社に依頼している人がたくさんいた。半信半疑で、イエウールやスーモなど4社に一括査定を依頼した結果、届いた査定額に私は呆然とした。
最低額は最初の2,800万円。しかし、最高額は3,150万円。その差は、350万円。子供の教育費や、車一台分の大金が、たった数日の「比較」で目の前に現れた。
「あの時、あの言葉を信じていたら…」。この後悔が、私に不動産売買の絶対的な成功のコツを教えてくれた。それは、「比較」を絶対に外さないこと。今日は、私と同じ失敗をしてほしくないあなたに、その具体的な方法を全て話そうと思う。
成功のコツ1:最初の「親身さ」は商売。冷静に受け止める
感じの良い営業さんの「親身なアドバイス」。あれは、業界では「囲い込み」と呼ばれる、ごく一般的な手法なんだって。最初に接触した顧客を他社に取られないよう、早い段階で専任契約を結ばせるためのもの。
彼らの本分は「あなたに最高の結果を提供すること」ではなく、「自社で成約させること」です。この根本を、絶対に忘れちゃダメ。
だからこそ、成功の第一歩はここにある。
「最初の『親身さ』に流されない冷静さ」を持つ。感じがいいのは当たり前。その上で、必ず「比較」という次のステップに進むこと。
成功のコツ2:一括査定で「本当の価値」を炙り出す
じゃあ、具体的に何を比較すればいいの?私が実践し、今も強く推すのは、「不動産一括査定」の活用。査定額に差が出る理由は主に3つ。
1保有する買い手リストの違い
投資家に強い会社、地元のファミリー層に強い会社…。売り先の層が違えば、物件の価値も変わる。
2販売戦略の違い
広告費をかけて高く売る会社もあれば、手数料を安くしてスピード売却を目指す会社もある。
3担当者の力量・やる気
これが一番大きいかも。熱意のある担当者かどうかで、買い手へのプレゼンも値下げ交渉も全く違う。
一括査定は、この3つを一度に比較できる最強のツール。「イエウール」「スーモ」など、主要サービスは無料で、住所入力だけで始められる。
高い査定額を出すのは簡単。中には、専任契約を結ばせるためだけに過大な額を提示する「餌付け」もある。契約後に「やっぱり無理です」と値下げを迫られるパターンだよ。
だから、査定額と一緒に、必ず以下の3点を確認して。
- 「なぜその金額なのか?」(根拠)
- 「具体的な販売プランは?」(方法)
- 「近隣の類似物件の成約実績は?」(実績)
一括査定は「会社選びの第一歩」。ここからが本当の比較作業の始まりなんだ。
成功のコツ3:中立のアドバイザーを「味方」につける
最近は、「住まいのミカタ」のような特定の不動産会社に属さない中立の相談窓口が増えている。これ、私が売却した時には知らなかったけど、今なら絶対に利用する。
彼らは営業じゃない。あなたの利益に立って、複数社を比較した上で最適な会社を紹介してくれるプロだ。
A. シンプルに言うと、こうなる。
- 営業の言葉:「自社が一番です。他社はダメです。」
- 中立アドバイザーの言葉:「あなたの条件なら、A社(地元に強い)、B社(投資家ルート豊富)、C社(販売力抜群)が候補です。」
この客観的な視点が、あなたを不当な高値購入や安値売却から守る。
買い手でも同じ。売主側の営業の話を鵜呑みにするのではなく、買い手側の専属アドバイザーに相談する。この一手間で、リスクは劇的に減らせる。
まとめ:後悔しないために、今日から始める3ステップ
私の失敗は、「比較」という当たり前のことを、面倒くさがり、巧みな言葉に流されてしなかったこと。不動産売買の成功は、小手先のテクニックより前に、この基本姿勢で決まる。
絶対に後悔しないための3ステップ
- 「たった1社の情報だけで決めない」と心に刻む。
- 「不動産一括査定で最低3社、理想は5社以上の査定とプランを集める」。
- 「必要なら、中立のアドバイザーや相談窓口の力を借りる」。
このステップを踏むかどうかで、結果は数十万〜数百万円レベルで変わる。人生でそう何度もない高額取引なんだから、少しの手間を惜しむのはあまりにもったいない。
あなたがもし今、売買を考えているなら、まずはこの一歩を。パソコンでもスマホでもいい。まずは検索してみて。
私が350万円の差で学んだ「比較の大切さ」。あなたにも、「やってよかった!」と思える瞬間を、絶対に味わってほしい。その第一歩は、たった5分の入力から始まる。
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