あー、これ、私、本当に後悔してる話なんだけど…。
数年前、離婚のタイミングで持ってたマンションを売ることにした時の話。売却代金は、これからの生活の足しになるし、とにかく1円でも高く売りたかった。で、最初に声をかけた不動産会社の担当者、めっちゃ感じが良くてね。「ミキさん、ご安心ください。このエリアならこの価格は堅いですよ」って言われた査定額に、ほっとしたのもつかの間。
そのままその会社にほぼ決めかけてたんだけど、なんとなくモヤモして。ふと、「そういえば、一括査定ってのがあるんだった」と思い出して、イエウールとスーモに登録してみたの。
結果、本当にびっくりした。
最初の会社の査定額と、一番高い会社の査定額の差が、なんと320万円も開いたんだから。
「比較しないと損」。この言葉、身をもって痛感した瞬間だった。
でも、不動産オーナーとしての「後悔」は、実は売却だけじゃないんだよね。
今日、あなたとシェアしたいのは、物件を「持っている間」にじわじわと、しかも気づきにくい形で発生する、ある大きなコストについて。売却時の査定額の差のように一発でドカンと来るわけじゃないから、つい見逃しがちなんだけど、長年積み重なると、とんでもない金額になっちゃう。
それが、「管理委託料」。
大家さんなら毎月払ってるあの費用、本当に適正価格かどうか、自信を持って言える? 私は…言えなかった。だって、相場がわからなかったから。
管理委託料の相場は? 数字だけ見ると危険な理由
まず、結論から言うね。
賃貸物件の管理委託料の相場は、月額家賃の5%〜10% がひとつの目安と言われている。
でも、これ、ほんとに「目安」でしかないの。私が調べた限り、実際には3%の優良業者もいれば、初期費用や更新料を加えると実質15%近くになっちゃう「なんちゃって5%」の業者もいるんだよね。
私が最初に契約してた管理会社は「家賃の8%」だった。当時は「ふーん、そんなもんか」って思ってた。でも、比較を始めてわかったのは、同じような立地・規模の物件を管理している別の会社では、同じ業務内容で6.5%のところもあったってこと。
単純計算で、家賃10万円の物件なら、
- 8%の場合:月額8,000円 → 年間96,000円
- 6.5%の場合:月額6,500円 → 年間78,000円
その差、年間18,000円。10年持てば18万円だよ? これが複数物件あったら…? 考えただけでゾッとするよね。
この「パーセンテージ」だけを見て判断するのは、実は超危険。査定額の比較と同じで、「内訳」を比べないと、まったく意味がないから。
管理委託の「隠れコスト」4つのチェックポイント
不動産売買で「両手仲介」が問題になるように、管理業務にも「隠れコスト」という名のヤバい落とし穴がある。これ、絶対に契約前に確認してほしい項目をリストアップするね。
- 入居者募集時の広告料(掲載料)
これ、別途請求されることが多い! 「管理費5%!」と謳っていても、入居者が決まる度に家賃の0.5〜1ヶ月分を広告料として取られるケースがほとんど。これを含めると実質コストは一気に跳ね上がる。 - 更新事務手数料
入居者が2年ごとに契約更新する時、更新料(家賃の0.5〜1ヶ月分)の半分か全部を管理会社がピンハネするパターン。これも「別途」の場合が多い。 - リフォーム・修繕時の手数料
水回りやクロスのリフォームをする時、管理会社が業者を手配すると、そこでマージンが上乗せされていないか? 相見積もりを取らせてくれるか? - 空室時の管理費の取り扱い
これ、超重要。家賃が入ってない空室期間も、管理費を「家賃の◯%」で請求してくる会社がある。一方で、「空室時は固定額(例えば5,000円)のみ」とか「無料」という優良会社もある。この差はでかい!
私が「比較の鬼」として言いたいのは、「管理委託料=家賃の◯%」という数字だけを比較するのは、売却時に1社の査定額だけを信じるのと同じくらい危険だってこと。内訳と実質コストを比べて初めて、本当の「比較」ができるんだ。
適正価格の管理会社を見つける「比較の作法」
ここからが本題。査定額の比較に「一括査定サービス」があるように、管理委託の適正価格を知るには、能動的に情報を取りに行き、複数社と比較するしかない。
私が実際に試した方法はこれ。
1まずは「相場」を知識として仕入れる
冒頭に書いた相場(5-10%)は頭に入れておく。でも、物件の種類(マンション・アパート・戸建て)、地域、総戸数によっても変動する。参考になるのが、Oh!Ya(オーヤ)の不動産投資コラムみたいな、投資家目線で書かれた情報サイト。売り手目線じゃなく、オーナー目線で「費用対効果」を考えている記事は、本音が読み取りやすい。
2今の契約内容を「見える化」する
今の管理契約書を引っ張り出して、上記の「隠れコスト4項目」がどうなっているか、赤ペンでチェックする。いま払っている実質的な年間コストを計算してみる。これがあなたの「現在地」だ。
3複数の管理会社に「業務範囲と料金」の提案を依頼する
いよいよ実践。知り合いの大家さんに評判の良い会社を聞くのもアリだけど、それだけだと選択肢が狭まる。
ここで使えるのが、不動産投資家向けの情報サイトやサービスが紹介している複数の管理会社だ。 例えば、先ほど名前を出したOh!Yaのようなプラットフォームでは、複数の提携管理会社から、自物件に合った提案を並列で取り寄せられるケースがある。これ、一括査定の管理委託版みたいなもの。
ポイントは、「家賃の◯%です」という漠然とした答えではNGとすること。「上記4項目を含めた、うちの物件(住所:○○、家賃:△△万円)の具体的な月額・年間想定費用を、内訳明記で教えてください」と、統一したフォーマットで聞き出す。査定額の比較と同じで、条件を揃えないと比べられないから。
「安かろう悪かろう」を見抜く
明らかに相場より安すぎる(3%切るくらい)提案には要注意。その分、更新料でガッツリ取ろうとしていたり、緊急時の対応が遅かったりするリスクがある。比較の目的は「最安値」を見つけることじゃない。「適正価格で、信頼できるパートナー」を見つけること。これは、売却時に「一番高い査定額の会社が一番良い会社とは限らない」のと全く同じ理屈。
まとめ:固定費の見直しが、資産を育てる第一歩
家を売る時の「査定額の差」は、一度だけど大きなインパクトがある。一方で、管理委託料の差は、小さくても毎月、そして何年も続く「固定費の差」になる。
私は、売却時の320万円の差に驚いたけど、管理委託料の見直しで、年間数万円、10年で数十万円のコストを最適化できる可能性があるなら、それも同じくらい「やらなきゃ損」なことだと思ってる。
最初の一歩は、今の契約内容と向き合うこと。そして、怖がらずに外の相場を知ること。かつての私のように「この会社が言うんだから、これが相場なんだろう」と思考停止するのが、一番もったいない。
あなたの資産を守り、育てるのは、結局はあなた自身。売却でも、管理でも、「比較」という最強の武器を、ぜひ使ってみてほしい。
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